倉田澄子先生 ご挨拶

 

 このたびは、特別講師として皆様のお仲間に入れていただき、ありがとうございます! 微力ながら少しずつでも、チェロ演奏の基礎技術をお伝えすることができましたら幸いです。
 

銀ブラを楽しまれる倉田高さん
(右・澄子先生のお父様)と、
鈴木鎮一先生の弟の鈴木喜久雄さん

 2007年、松本の夏期学校の演奏会で、鈴木鎮一先生のお父上、鈴木政吉さんが1926年に作られたチェロで弾かせていただきましたことを懐かしく思い出しました。鈴木裕子前会長のお父上の鈴木喜久雄さんは、チェリストだった私の父と大親友で、2人が楽しそうに銀ブラをしている(78年くらい前の)写真を最近見つけました!

 スズキで育った有望な子どもたちが、その後、私のクラスに来てくださり、優秀な成績を修め、海外にも巣立って行きました。今、コロナの影響で留学生たちは、ハンガリーやドイツの下宿で缶詰状態になり、毎日その状況を受け止め、練習してがんばっています! 
 
 また、宮田大さん始め、多くの音楽家が演奏会の中止や延期を余儀なくされていることに心を痛めています。一日も早くコロナウイルスが収束して、音楽とともに、心豊かな生活に戻れることを祈って止みません。
 
Profile
 チェロを堤清氏(堤剛氏父上)より手ほどきを受け、齋藤秀雄氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科在学中、日本音楽コンクールに入賞。同大学在学中フランス政府給費生として渡仏。P. トルトゥリエに師事。パリ国立高等音楽院のチェロ科と室内学科を首席で卒業。帰国後はリサイタルやN響、都響、読響、日フィル他と共演。中国瀋陽音楽学院教授、ロシア・サンクトペテルブルグの音楽祭、フランスのマスタークラスなどでの指導の他、日本・ヨーロッパ・中国各地で演奏活動を重ねる。
 桐朋学園「第7回・生江賞」受賞。現在、桐朋学園大学名誉教授・特命教授。内外のコンクールの審査員を務めるなど後進の指導に力を注ぎ、レッスンビデオも多数。スズキ・メソードとは2003年夏期学校での指導をきっかけに交流が深まり、2020年4月より特別講師に就任。

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