菊地知也先生 ご挨拶
私は5歳の時にヴァイオリンを高杉忠一先生に、6歳からはチェロを佐藤良雄先生にお世話になりました。吉祥寺や中野教室でのレッスン、松本の夏期学校や日本武道館での全国大会(今のグランドコンサート )など、楽しかった記憶しかありませんが、その中で技術が身につくというのは素晴らしいことです。鈴木鎮一先生の「音に命あり、姿なく生きて」というお言葉は、今でも私の音楽の基盤となっています。この精神を伝えていく機会を与えていただきましたこと、感謝しております。
現在、コロナウイルスでレッスンもリモートになっています。世の中はデジタル化、オンライン化がますます進みますが、だからこそ「音に命あり」、ハートを大切に音楽と向き合いたいと思います。
Profile
6歳より才能教育研究会の故佐藤良雄氏に師事。東京藝術大学附属音楽高等学校を経て東京藝術大学卒業。第6、8回霧島国際音楽祭にて奨励賞受賞。第60回日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞、特別賞受賞。
第1回全日本ビバホールチェロコンクール第1位。霧島国際音楽祭などの多くの音楽祭に参加し、紀尾井ホール室内管弦楽団、アンサンブル・ ノマド、アクロス弦楽合奏団、カルテット・プラチナム、アンサンブル・ロココのメンバーと しての室内楽活動やソリストとしても活躍。 桐朋学園大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師として後進の指導にもあたっている。
現在、日本フィルハー モニー交響楽団ソロ・チェリスト。一般財団法人日本チェロ協会理事。2020年4月よりスズキ・メソード特別講師に就任。